個人型確定拠出年金のiDeCoは自分で投資先を選べるのが魅力です。
その反面、何を選んで良いのか分からない人もいると思いますので
今回は、もし私が今30歳ぐらいだとして
iDeCoを始めるとしたらこれに投資する、というものをSBI証券のセレクトプランから選んでみました。
お勧めではなく、あくまで個人的な考えで
紹介するのは、すべて購入時手数料なしの商品です。
バランス型1本で
他の記事でも書いていますように

投資初心者でしたら
バランス型と呼ばれる投資信託1本でOKだと思います。
その中からeMAXIS Slim バランスです。
信託報酬 | |
三菱UFJ国債 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 年0,1512% |
iDeCoだけでなく
つみたてNISAなどでも購入できるバランス型の代表的な商品で
保有している期間にずっとかかってくる費用「信託報酬」も少なく、これはお勧めできる投資信託になります。
投資先が8資産に均等配分され
国内外の株式・債券に加え
日本と先進国のREIT(不動産投資信託)で各12,5%ずつ。
さらに、
たとえ株式が上がって債券比率が下がったりなどバランスが崩れてしまっても、リバランスしてくれますから
投資やったことないという人にも優しい商品です。
組み合わせで選ぶと
ただ、
初心者であってもちょっとずつ勉強しながらであれば、インデックス型とアクティブ型を組み合わせてみるのも良いと思います。
一例ですが選んでみました。
投資先 | 信託報酬 | |
レオス-ひふみ年金 | 国内株式 | 年0,8208% |
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 先進国株式 | 年0,107892% |
三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 新興国株式 | 年0,20412% |
三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 国内債券 | 年0,1296% |
日興-インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用) | 先進国債券 | 年0,2808% |
大和-iFree 新興国債券インデックス | 新興国債券 | 年0,2376% |
なるべく信託報酬が少ないインデックス型から
そして、6資産に分けましたが
国内株式だけアクティブ型の「レオスーひふみ年金」にしています。
このレオス-ひふみ年金は同社の投資信託「ひふみプラス」のiDeCo版で、中身は同じです。
日本株式にアクティブ型、それ以外はインデックス型
では、1つずつ簡単に見て行きましょう。
レオスーひふみ年金
ひふみ年金は日本株式が中心ですが海外株式も投資対象としていて
*変動アリ
業種や企業規模にとらわれることなく、将来価値に対する市場価値が割安と考えられる銘柄に長期的に投資しています。
最近の組入上位5つを見てみると
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業種は様々で
日本株、今後は厳しいのではないかと思いまして
あえて、日経平均やTOPIX連動ではなくアクティブ型にしました。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイ外国株式インデックスファンドは、日本を除く主要先進国の株式に投資し
MSCIコクサイ・インデックス(指数)に連動する成果を目指している商品です。
アメリカが多いので
組み入れ上位も、こうなっています。
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三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
次は、
新興国の株式市場の値動き、MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動する投資成果を目指した
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスです。
アジア・オセアニアが大部分なのは中国が約30%
その他、韓国や台湾、インドなどの占める割合が多いからです。
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内債券インデックス
日本債券インデックスマザーファンドを通じて日本の公社債に投資、国債が主の
eMAXIS Slim 国内債券インデックスです。
日興-インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)
この商品だけ為替ヘッジがあります。
為替ヘッジとは
為替変動による資産価値の変動リスクの低減を図るもので、円高になった場合に行うと有利に働きますが
やらなくても良い円安の時も行ってしまうので、
iDeCoのような長期投資の場合、為替ヘッジはあってもなくても同じかと思います。
*円高・円安についてはこちらもどうぞ

先進国債券が投資対象の
インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)です。
大和-iFree新興国債券インデックス
最後にiFree新興国債券インデックスです。
対象は
ブラジル、インドネシア、ハンガリー、コロンビア、フィリピン、ルーマニア、ロシア、南アフリカ、トルコなどの新興国債券になります。
以上、6資産で
配分はこんな感じで考えています。
新興国を多くしているのは、
- たとえ貿易戦争でいったんは苦しくなっても、中国はいずれ台頭してくるのではないか
- アメリカ中心がいつまで続くのか疑問がある
- iDeCoは60歳になるまで引き出せない(期間が長い)
これらの事を考えると、新興国比率は大きくても良いのではないかと考えました。
もちろん、途中から比率を上げても構わないと思います。
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