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インデックス・アクティブ・バランス型、投資信託はどうやって選ぶ?

投資信託についての記事をネットや本で読むと

必ずインデックス型とかバランス型、それから日本株や海外債券に、

といった言葉が出てきます。

これらの意味を知らずに証券会社や銀行で人気の、またはお勧めの商品を購入すると自分の意図したものとはほど遠い結果になってしまうかもしれません。

ですので

「~型」の意味や投資信託の選び方について考えてみました。

投資信託、基本は分散投資

以前の記事で

投資信託を長期・分散・積立で購入していく利点を紹介しました。

積立投資が良いわけと、「つみたてNISA」の弱点を書いてみました
つみたてNISAの特徴は、”購入時の手数料がない”投資信託が対象で、最長20年間は通常約20%かかる利益に対する税金がかからない事です。積立投資は非常に優れた資産運用方法だと思いますが、最長20年の所に落とし穴があると考えます。

このうちの分散についてあらためて見ていきます。

基本は国内・海外で幅広く、そして債券も入れることで株式だけを持った場合の値動きの大きさを抑え

安定したリターンを狙います。

株式と債券

投資先をこれら6つに分ける、

または

先進国と新興国を一緒にして、日本プラス海外株式と海外債券の4つに分けても良いですし、6つに不動産やゴールドなどを加えても良いのですが、

上の図のように6つに分けたとしても

  • 日本の株式に投資するには何種類もある中から1つか2つを選んで
  • 先進国の債券にはこの投資信託を選び
  • 新興国株式にはこれ

などという感じで、

商品自体、凄く多いので選ぶのも大変です。

ですので、「もう少し絞れないかな」と思いますよね。

そこで、

インデックス型とかアクティブ型が登場します。

投資信託はインデックス・アクティブ・バランス型に分けられる

インデックス型

インデックス型の投資信託は

日経平均とかニューヨークダウなどの株価指数や

iFree NY

*実際のNYダウよりもiFreeの方が低いですが、一口あたりの価格なので決して劣っているわけではありません

債券指数に連動した値動きになります。

”指数に連動する”

ので専門家など人を介さないですから、その分手数料が安く

なるべく長期投資のメリットが大きくなるよう設計されているのがインデックス型です。

[インデックス型の例]

買付手数料 信託報酬
① eMAXIS Slim 新興国株式インデックス   0 年0,20412%
② ニッセイ外国株式インデックスファンド   0 年0,107892%

は中国、インド、ブラジル、南アフリカ、ロシア、メキシコ、タイ、ポーランド、チリ、台湾、トルコ、ハンガリー、エジプトなど新興国の株式が投資対象

は日本を除く主要先進国、アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、スイス、香港など

”手数料を抑えて確実に利益を”

と考える人にはインデックス型です。

アクティブ型

これに対してアクティブ型は、指数を上回ることを目標にプロ(人)が運用しています。

イメージとしてはこんな感じでしょうか。

TOPIX

プロがかかわっているということは、

その分手数料は上がります

高いリターンを狙っているのでリスクも大きく、いくらプロが運用しているといっても人間ですから、

狙ったリターンを得られることもあれば、失敗することもあります

[アクティブ型の例]

買付手数料 信託報酬
① レオス-ひふみプラス   0 年0,8424~1,0584%
② SBI-PIMCO 世界債券アクティブファンド   0 年0,754%

は評判の良いアクティブファンド(投資信託)で、2018 10/1現在は日本株式が89%、海外株式が10%、その他1%の資産構成

はSBI証券のiDeCoで購入できる債券型のアクティブファンドで、先進国の債券と新興国の通貨に投資しインカムゲイン(利息収入)の獲得により安定したリターンを目指す

”リスクをとってより利益が出るように”

と考える人にはアクティブ型ですが、

信託報酬(保管費用)をよく見ると

インデックス型 年0,1~0,2%ぐらい
アクティブ型 年0,75~1,05%ぐらい

インデックス型よりも数倍高いことが分かりますから

手数料を考えると、やはりインデックス型を選ぶのが無難だと思います。

インデックス型だけでもちょっと攻める

ただ、

全てをインデックス型にした場合でも、債券よりも株式の比率を70:30など多めにして若干攻めても良いです。

株式比率大

と、色々書きましたが

投資信託を買ったことがない人などはサッパリ分からないかもしれません。

それに、

実はこれでもまだ選択肢は多く、とても全部は見きれない数がありますから、ほとんどの人が人気の商品を選んでしまうと思います。

そこで、お勧めなのがバランス型です。

バランス型

インデックス型とほぼ同じか若干、手数料は高いですが

1つの商品で世界の株式、債券などに分散投資できる優れものがバランス型です。

[バランス型の例]

買付手数料 信託報酬
① 三井住友TAM-世界経済インデックスファンド   0 年0,54%
②eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)   0 年0,1512%

投資初心者のみならず

”銘柄を選んでいる時間なんてない”という人にもピッタリですし

実はバランス型の商品、

配分が崩れた時、例えば世界的に株価が上がって元々50:50にしたのが、こんな感じになってしまった場合にリバランスと言って

高くなった株式を売却して、安い債券を購入するなど

リバランス

株式と債券の割合だったり

投資対象地域の構成などを見直したり

時代にあった配分にしてくれたりします。

こういったのを選べば

インデックス型を6つ選んだ場合などに行うリバランスを自分でやる手間が省けて、本当に”ほったらかし”に出来る

優れた投資信託と言っても良いと思っています。

つみたてNISAやiDeCoから選ぶ

バランス型を1本でも良いですし、慣れたらインデックス型やアクティブ型を加えても。

それから、

ここまで書いてから言うのも何ですが

商品数が絞られたつみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)でも買える商品から選ぶというのもお勧めで

イオン銀行でつみたてNISA/お勧めは「世界経済インデックスファンド」
つみたてNISAは積立期間と運用期間が特殊なことから、通常の積立投資やiDeCo(イデコ)と違った選択の方法があると思います。イオン銀行のラインナップから選ぶとしたらコレ、というものを理由もあわせて紹介します。ご覧下さい。

今回紹介した商品はだいたい対応していますから

チェックしてみて下さい。

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