先日、真空管を交換したV-Twinの音出しをした際

自宅なので小さい音でやろうと
アンプのミッドナイトジャックにスピーカーケーブルをつないだのですが全く音が出ず、この時は通常の30Wの方でボリュームを絞りました。
Guyatone H&M30は製造から30年以上経つ古いモデルですから
このさい、バラして清掃して直るのかやってみたいと思います。
目次
ミッドナイトジャックのみ清掃
その前に、とりあえずジャックだけ掃除してみました。
(後ろ側はホコリだらけ)
接点復活剤を付けた綿棒で内部の金属部分に何回かに分けて、
そして、ケーブル側のプラグにも。
抜き差しを繰り返し
しばらくして電源を入れたら
音が出てしまいました。
意外にもすんなり直ってしまった(私の勘違いだったのか?)のですが、この見た目を何とかしなければいけませんね。
ガリも多少ありますし汚れもひどいので。
接点復活剤について
接点復活剤について少し書いておきます。
私はクレの車用のが余っていたのでそれを使いましたが、べつにホームセンターで売っている家庭用のでも
楽器屋に売っているものでもOKです。
エレハモの接点復活剤は昔からあって定番です。
*接点復活剤を使う時は、窓を開けて換気をして作業してください
グヤトーンH&M30のアンプ部分を分離
では、分解と清掃に取り掛かりまして
まず、後ろのパネルを外し掃除機でホコリを吸い取ったら
アンプ部分を切り離しにかかります。
ここでノブを外してしまっても良く
手で抜けない場合は薄っぺらい工具で、無ければニッパーなどをテコに使って持ち上がるはずです。
アンプ部分は上の4つのネジで留まっているだけで
これを緩めていけばOKなんですが
その前に、後ろ側の下についている赤と黒のケーブルと
その右にある真空管を外してから(ピンを横に倒して、抜き取るだけ)
そして
後ろへ押せば
アンプ部分が外れます。
だいたい自宅用の小型アンプはこんな感じではないでしょうか。
内部はそれほど汚れていなく意外と綺麗な状態を保っていて
ちなみに
H&M30はプリ・チューブで、真空管のメーカーは不明ですがハンガリー製と書いてあります。
ナット、ワッシャー、ノブを洗浄
フロント側のジャックやノブのナット、ワッシャーを外して
雑巾でパネルや内部を軽く拭き
鉄は接点復活剤で磨いて
(ワッシャーのサビはひどいので後日交換予定)
プラスチックパーツはお湯に少量の食器用洗剤を入れた容器につけておきます。
今回は
ポッドは分離せずにフロント側から接点復活剤を付けてグリグリ回すだけにしました。
H&M30のスピーカーと本体の清掃
つけおきしている間に
4つのネジで留まっているスピーカーを外し、軽く拭き取り
ネットも外します。
ネットは板から分離すると後で大変そうなので、この状態で水洗い。
取っ手、プラスチック類も外し
プラスチックは先ほどの洗剤入り容器につけて、ノブと一緒にあとで歯ブラシでこすります。
そして、H&M30本体の特に上側を中心に
洗剤を少し染みこませた雑巾と歯ブラシで磨いて、水拭きで入念に拭き取り清掃終了です。
久しぶりに疲れました。
使用工具について
スピーカーやジャック、ポッドなどに使われているネジやナットのサイズは小さく
手持ちのレンチサイズに合わない時があると思います。
その時は写真(↓)右側のペンチやプライヤーがあれば代用できますから
特に買わなくても大丈夫で
ペンチでネジが緩むぐらいですから、締め付け時もあまり強く締めすぎない事がポイントです。
*追記 スピーカーはそこそこ強く締めた方がよいです
元通りに組付けて
あとは
洗ったパーツが乾いているのを確認して、元通りに組付けていきます。
真空管は30年以上前のものですが
新しいのを買っていないのでそのまま戻し
スピーカーを付け、最後に
後ろからアンプ部分を差し込んで、ネジ位置を上から確認して締め付けたら完了です。
新品とまではいきませんが
見た目は見事によみがえりました、音の方はどうでしょう。
グヤトーンH&M30試奏
ガリはほとんどなくなりましたし
あたりまえですが普通に音は出ます。
GAINを上げた時(Pull onで)のサステインが以前ほどではないような気もしますが、歪はV-Twinの方で作っているので
真空管は交換せずに済ませようかと考えています。
ただ、
交換したらクリーン音も変わりそうなので、それは次回の楽しみに取っておきます。
以上、古いギターアンプの復活編でした。
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