1年に1回とか、5,000キロに1回、
なんて言われているエンジンオイルの交換ですが、車買って間もない頃はカーショップなどで結構頻繁にやっていたのに
だんだん車が古くなると交換回数が減って、ついには車検の時だけ!!
にしてしまいがちなエンジンオイルです。
本来は逆で、古くなってきたからこそオイル交換は重要で、
最近、なんでも値上がりで高いですから自分でやってお金を浮かし、そして低燃費を維持したいと思います。
エンジンオイル交換の前に
初心者向けに紹介しますので、オイル交換の前にまずはオイル量のチェックです。
ボンネットの開け方についてはこちらを。

レベルゲージで確認します。
(この車の場合は)ほぼ中央手前に黄色い取っ手がありまして
これを引き抜き、
オイルが付いてますので、一度ティッシュ等で拭きとります。
穴が2つ見えますから、この間にオイルが来ていればOKで
拭きとったレベルゲージを元に戻して、再度引き抜きます。
そうすると現在のオイル量が分かり、この写真でいうと下の穴(右側)よりちょっと上なので規定量入っていることになります。
確認したら戻しておきましょう。
もう1つありまして、オイルフィラーキャップが開くかどうかを確認します。
オイル抜いたはいいけど、入れる場所が開かない、
なんてことがあるかもしれませんので。
この車の場合は、3分の1回転ぐらい緩めたら上に引き抜くタイプです。
言い忘れました。エンジン切ってしばらく経ってからやりましょう、特に夏場は。
軽自動車(アルト・キャロルエコ)のエンジンオイル交換
車を上げる
車高がノーマルなので車は上げなくても交換可能なんですが
今回は写真を撮る都合上と、フィルターも交換しようと思い(実際は交換してない)上げてやりました。
初心者の方は、なるべくなら上げた方が良いです。
ジャッキアップして馬をかけたり、写真のようなスローブに載せたりして。
古いエンジンオイルを抜く
では、オイルを抜きます。
前から潜ると、外すボルトはかなり手前にありまして
右前輪の横あたり、オイルタンクの向こう側(後ろ側)に付いています。
運転席の下あたりから見ると中央よりちょっと右側です。
頭は14mmで12-14でも良いんですが14-17のメガネレンチを使いました、結構きつく締まっている場合がありますので。
レンチを上から拳で叩きます(レンチが外れないように注意して)。
そうすると大概は緩むのですが、
前回の交換の時にきつく締められた場合など緩まない時は、長いレンチを使うか
レンチに鉄パイプなどを延長して緩めます。こういう場合に備えて車は上げた方が良いです。
緩んだら、後は手で回していきます。
この時に、鉄製のパッキンがオイルパン側にくっついている時がありますから、マイナスドライバーなどではがしておきます。
下にオイル受けを用意し、(専用品でも大きめの鍋なんかでも大丈夫です。抜けるオイル量はこの車の場合2リッターぐらいですので)
パッキンごとボルトを抜くとオイルがドバっと出てきます。
ボルトを抜くときのコツは、ボルトを押しながら緩める、です。
そのまま緩めていくとオイルが染み出し、手についてきますので。
ちょっと慣れが必要かもしれませんので薄めの手袋などをはめて、そして、エンジンが十分に冷めてからやりましょう。
10分ぐらい放置し出てくるオイルがポタッ、ポタッとなってきたら先ほど外したボルトをパッキンごと取り付け(手で回して)
最後にレンチで締めます。
レンチの先端を持たずに少し手前を持っているのは締めすぎにならないようにです。14mmなのでおもいっきりではないです。グッって感じです。
ちなみに、
パッキンは換えません、ちぎれたりしていたら交換しますけど。
それと、
本当はオイルフィルターも交換しようとレンチ共に用意していたのですが、古いフィルターにレンチが合わず(新しいフィルターにはピッタリ)
そして、きつく締まっていて工具も用意してなかったので今回は断念しました。そのうちフィルターが外れない場合の裏技(?)を紹介します。
アルト・キャロルエコのエンジンオイル
では、新しいエンジンオイルを入れます。アルト・キャロルエコ(HA35S、HB35S)の指定・推奨は0W-20で、
0W-20は高く(と思っていた)、
ディーラーでリコールの際に交換した時に5W-30だったこともあって5W-30を入れる事が多かったのですが、
ネットで見ると意外と安かった(?)ので今回は0W-20にしました。
これは3リッター入りで、今回使ったのは4リッター入りです。
オイル量はサービスデータによると、2,6リッターとなっていますが、元から規定量が入っていれば抜けるのは2リッターぐらいです。
新しいオイルを入れる
オイルフィラーキャップを外し、
こぼれるかもしれないので一応周りにウェスなどを置いて、そして
ジョウゴなんかを使えば万全です。無ければ2リッターのペットボトルを切って使えば大丈夫です。
オイル缶は手を切ったりしないようにして
周りの部分を外したら
フタの中央を拳で叩けば開きます。
ゆっくり注ぎまして、
この缶は4リッターなので半分入れれば規定量になるはずで、
適当に半分手前ぐらい入れたか、の所でレベルゲージをチェックします。
先ほどと同じ様に一回拭いてから見ればOKで、
規定範囲に入っていたらフィラーキャップを締めエンジンをかけまして、車をおろし適当に10分ぐらいしたらエンジンを止め
5分位放置します。
再度レベルゲージを確認して、
規定範囲に入っていなかったらオイルを足しますので、
最初はあまり入れ過ぎないように、で終了です。
廃油はカーショップやホームセンターなどで廃油処理パックが売っていますので、
これで処理すれば良いかと思います。
今回は廃油を燃料や炭への着火剤がわりに使えるか試したかったこともあり、2リッターの缶に入れて保管しました。
以上、軽自動車のオイル交換でした。
交換後はヤッパリ気持ち良いもんで、アクセルを踏み過ぎないようにしなければです。
それにしても、
オイル量2リッターというのが嬉しい限りで、ホント経済的な車です、これ。
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