以前、グレコのDEVICEというギターを手に入れ
ケーラーブリッジを中心にチェックをしたのですが

その際、
いまいちアンプから出てくる音に迫力がなく、歪みも若干ですが少なく感じたのでピックアップを交換したいと思います。
EMGの良さは分かったので

今回はディマジオを使ってみます。
最近、ピックアップ交換にハマっているんですが、ピックアップでこんなに(といっても多少ですが)音が変わるとは思ってもいなかった、
というのが理由です。
目次
Dimarzio DP-155とDP-152(H2)
グレコのDEVICEは見た目がハードロックですので、できれば
そういった音にしたいと思いリヤにDP-155 Tonezoneを選びました。
(右側がトーンゾーン)
パーツはB500のポットをVolに、A500をToneに使い、コンデンサは以前使った0,022μF(マイクロファラド)です。

トーンゾーンは格安の中古で、
安かった理由は配線が短い事だと思います。
なので線を延長し余裕を持たせます。
裸線は黒を使いまして、元々の黒と白はタップ線なので今回は使わないことから延長せずにハンダ付けしてから熱収縮チューブで絶縁します。
フロントにはDP-152(H2)という、あまりメジャーではない物で
楽器店の紹介文などによると、DP-100 Super Distortionのハイを抑えミッドを上げたような、と書いてあります。
このギターにはちょうど良さそうで
どちらもFスペースです。
ディマジオ・ピックアップの配線など
2ハム、1vol、1tone配線図
裏ブタを外して配線がどうなっているか見ると
ピックアップからの線は直接ポットへはいっていなく
全てセレクターへいっていました。
ピックアップからの線を外すとこうなり
グレコのDEVICEはピックアップ交換がかなり楽です。
いつも参考にしているダンカンの配線図(線の色はディマジオにしてあります)と見比べると、だいぶ違っていて
ピックアップからの赤がセレクターへ、
緑と裸線がポットの背中へ、となっています。
セレクタータイプの配線はこんな感じです。
共に一例です。
今回は3wyセレクターのプラスチック部分が割れそうだったので、新しくレスポールに使われるような3wayトグルを購入しダンカンの配線図でやってみます。
*シングルサイズハムDP-180をシャーベルのフロントに、フェイズ!

4芯と2芯
ディマジオの最近の物はすべて4芯(5本)だと思いますが
古いものは
白、黒、裸線(針金)の2芯がありまして
テスターで確認したところ、白と裸、黒と裸の場合に針が動かないので
白をセレクターへ、
黒と裸をポットの背中へ、でやってみたら音出ましたので2芯の場合はこれで大丈夫だと思います。
3wayトグル
3wayトグルスイッチについて少し書いておきます。
この写真(↓)のように、倒した側がリヤだとするとリヤからの線も倒した側になります。
青矢印にあるように、
リヤにした時、フロント側は薄い金属が離れて電気が通らなくなっているのが分かるかと思います。
Dimarzioピックアップ取り付け
では交換します。
4芯なので緑と裸線を一緒にして、今回使わないタップ線の白と黒は後ろに持っていったりして(持っていかなくてもいいです)
フロントから通します。
ちなみに、ピックアップ高さ調整ネジはインチです。ゴールドしか余ってなかった。
ポットの背面の油をパーツクリーナー等で拭きとり
工具など使ったりして、配線図通りにハンダ付けしていきます。
いつもの通り、やりやすそうなトーンポットからやって
ちょっとゴチャゴチャしてしまいましたが一応完成しました。
一番上の緑はブリッジアース線が短かったので延長で使っています。
DP-155 Tonezoneの音
早速音を出してみると、結構EMG85に近いような印象です(全然違うかも)。
両方とも中低域の伸びが素晴らしく、
違いは、EMG85がノイズが少ない、高域もでる、という特徴に対してDP-155はハーフミュートした時の音がザクザクとしていてよりハードロック的な音という感じです。
それとケーラーが原因か分かりませんがサステインが少ない感じがしていたのが少し解消されたようで(気のせいかも)
気に入りました。
今度こそ、これで1曲Youtubeにアップしたいと思います。
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