シャーベルSDK-075の元から付いているジャクソンのピックアップ(日本製?)が意外と気に入っていまして、
特にリヤの歪ませた時の若干コーラスでもかかっているのか?
とも思えるような太い音、
クリーン時のセンター、センター・リヤのハーフトーンの音も意外とよく(ちょっと細いかもしれない)、
これでフロントの音が太ければ、フロントにもハムが欲しいと思っていました。
そこで、シングルサイズ・ハムのピックアップを取り付けることにしましたので、ご覧ください。
目次
フロントピックアップの取り外し
ギターの裏ブタを外して、配線を見ると
フロントもリヤも線が3本出ていました(黒2本、白1本)。
そして、白(hot)がセレクターへ。
黒(cold)が1本はボリュームポットの背面へ、もう1本はボディ横へ配線されていて、この2本は結局は繋がっています。
という事は、
ディマジオの赤をセレクターへ、緑と裸線をポットの背面へ、
(この配線図は2ハム)
と、普通に配線すれば良いだろうと考えました。
でも、一応ピックアップの方はと、外してみると
黒のうち1本はボディにアース?されているので、
残りの黒1本と白の線を外すことに。
ピックアップ下のボディからの黒線をたどると、こちらもボディ横へと来ていましたので、ポット背面への黒とセレクターへの白を今回は切ってしまいました。
この2本にディマジオの線をつなぎます。
ハンダ外すのが面倒になった私です。
問題発生(DiMarzio DP-180が入らない、ネジが合わない)
ジャクソンのピックアップを外し、ディマジオの線を通して、
と、ここで問題発生です。
シングルサイズハムが入らない~削る
私は元のピックアップの形状を見ずに、ディマジオDP-180を購入していました。音が好みに合いそうだ、というだけで。
かなりのアホです。入るわけがありません、普通のシングルでも。
が、DP-180はかなり高く、ここで諦めるわけにはいかないので
彫刻刀があったことを思い出し、マジックで線をひいて
塗装が割れないようにカッターで線を入れました。
そして、下の黒線を痛めないようにティッシュを敷いて
削っていきます。
ハンマーで上から叩きながらです。
そして、
木がむき出しなのでマジックで塗って、さらにオレンジオイルを塗っておきました。
まだ入らなっかったので、もう少し削って
ピックアップの裏側に適当なクッションを張って
今度は入りました。
ハムバッカー用のネジを使う
が、今度はネジが合わない、問題が発生。
右が元の、
中央がディマジオに入っていたネジとスプリング、これがネジ穴に入らず、
余っていたハムバッカー用のミリ(左)を合わせてみるとピッタリでした。
(近くで見ると削り口が雑なのが分かる)
元のはピックアップに入らず。
DiMarzio DP-180 Air Norton S 配線、そしてフェイズ
ようやく配線です。
ディマジオの赤(hot)をセレクターへの白と結び、緑と裸線の両方(cold)をポット背面への黒と結びまして、
ここではハンダはせず、仮付けにします。
ディマジオの白と黒はタップ線で今回は使わないので、2本を繋ぎ邪魔なので後ろにもっていっときます。
ちなみに、タップ線を使わない時は2本を繋げておかないと音が出ません、たぶん。
新しい弦を張って音を出してみると、
フロントの音は出たんですが、フロントとセンターのハーフが異常に細く、センターからセレクターを移動しても急に音が変わるのが分かります。
これがフェイズってやつか?と感心し(?)
配線を逆に。
ディマジオの赤をポット背面へ、緑と裸線をセレクターへ、という配線で、異なるメーカーのピックアップを使う場合は頭に入れておいた方が良いです。
フェイズが起こるかも、
と思ってハンダ付けせずに仮付け程度にしておいて良かったです。
音が正常か確認して、
最後に熱収縮チューブやテープで巻いて線が接触しないようにして完成です。
肝心の音はというと、まるでハムバッカー。
シングルっぽさがあるかな、と思っていたんですが太く中低域が厚い好みの音でした。
以上、シングルサイズハムとフェイズの初体験でした。
コメント