中国本土でグレートファイアウォール(閲覧規制)に引っかからずGoogleやFacebook等が使えるSIMは
2018年3月時点で「中国聯通香港(China Unicom)」と「Three中国・香港・澳門」の他にもありましたが
価格も手ごろだったので、この2種類を使っています。
目次
中国聯通香港(チャイナユニコム)とThreeの共通点
両方とも
4G・3Gデータ通信が2GBまで利用可能なデータ通信専用プリペイドSIMであり2GBの上限到達後は通信は止まってしまう
*現在、チャイナユニコムのSIMカードは5GBに増量されたものや15日、30日使えるものも存在します
というのが大きな特徴で
次の項でも書いていますが
利用可能期間が両者で違いますので滞在日数に合わせて、どちらか選べばよいかと思います。
その他共通点としまして、
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どちらも中国ではChina Unicomに接続され
周波数は同じで、日本向けのスマホの大半が1800Mhzに対応していますので問題なく使えるはずです。
私の使用機種2台(Android)とも2600Mhzには対応していませんが、ほとんど4Gで通信できていました。
中国聯通香港(チャイナユニコム)とThreeの利用可能期間
中国聯通香港の方は、中国時間を基準として利用開始後7日で
*現在は8日
日数カウントとなり午前0時までで1日となります。
例えば中国時間23時に利用開始した場合、1時間で1日分としてカウントされますのでご留意ください。
USIM.Cheap China Unicom商品情報より引用
Threeは開通後30日間
共に期間中でもデータ通信量が上限に達すると通信は止まります。
約1週間の中国滞在中、グーグルマップ利用のため常に位置情報をON、地下鉄やバス車内では検索したりと結構使ったつもりでしたが

1GBもいきませんでしたので
滞在が7日を超えるようでしたらThreeを、
動画等データは結構使うという方は、どちらかを複数枚持って行かれれば良いのではないでしょうか。
*杭州でも使っています

その他、利用可能国に違いがあり
中国聯通香港は中国と香港、Threeは中国、香港と澳門(マカオ)です。
中国SIMカードの設定
APNとローミング
最近の機種はデータローミングをONにするだけで通信可能になるものもあるようですが、私のは違っていましたのでご紹介します。
上海浦東空港に到着後、
SIMを入れ替えスマホの電源を入れるとAPNの選択画面が出ましたので
上の「3 mobile.three.com.hk」を選択(中国聯通香港は「unicom 3gnet」)すると
ブルーになります。
そして
ホーム画面の「設定」から「その他」、「モバイルネットワーク」とタップしていきデータローミングをONにすれば通信出来るようになりました。
メッセージが何通か来ます。
また、APN設定を手動で行う機種もあります。
その場合はSIM購入時にAndroidとiPhoneのAPN設定手順の書かれた用紙が入っていますので、これを見て設定します。
Androidスマホの一例です。
「設定」→「その他(または「データ通信」)」→「モバイルネットワーク」からデータローミングをONにし
次にAPN設定をします。
「アクセスポイント名」をタップするとAPN画面が出ますので「+」をタップ(機種によってはメニューマークから「新しいAPN」)、
アクセスポイントの編集画面になりますので
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右上のメニューマークから「保存」をタップしたら、丸いマーク辺りをタップして
青になれば完了です。
通常はこれで通信可能になるはずですが、2~3分待ってもネットに繋がりません。再起動してもダメで
設定しても繋がらない場合
この画面の「通信事業者」というのが気になりタップしてみました。
「検索中…」の表示の後、利用可能なネットワークの一覧が出ましたので「CHN-UNICOM」を選択。
「CHN-UNICOMに登録中…」の後、ネットにつながりました。
ローミングSIMでAPN設定をしてもネットにつながらない時は「通信事業者」を確認してみて下さい。
*2019年4月追記
機種によっては「設定」→「モバイル通信」→「キャリア」→「手動」から通信事業者を選択する場合もあるようです。
中国聯通香港(チャイナユニコム)とThreeを使ってみて
両者ともスピードは意外と速く
地下鉄車内で何度か3Gに、グーグルマップの位置がずれることもありましたが地上では全く問題ありませんでしたので
お勧めできます。
シムフリーのスマホを持って行かれる方、是非使ってみて下さい。
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